病気を持っている方の施設の選び方
2024年02月12日
老人ホームを選ぶ時に、費用や立地条件はとても重要なポイントになります。
しかし、条件が良い老人ホームを見つけても、必ずその老人ホームに入居できるとは限りません。
老人ホームには、入居条件が定められているので、認知症や持病を抱えている方の入居ができない場所もあります。
では、病気を持っている方はどのような基準で老人ホームを選んだら良いのでしょうか?
■要介護度を確認しておく
老人ホームの入居条件の中には、要介護認定を受けていることがあります。
特別養護老人ホームに関しては、2015年の法改正によって要介護3以上の人でなければ入居できなくなりました。
つまり、認知症や病気を患っていて在宅介護が難しい場合でも、要介護2であれば特別養護老人ホームへの入居はできないということになります。
また、老人ホームによっては、介護度が重度になると退去を求められてしまうケースもあります。
そのため、病気を持っている方の受け入れができるかどうかだけではなく、どの程度の介護度まで受け入れてくれる老人ホームなのかを確認しておかなければいけないのです。
■老人ホームの医療体制について確認しておく
老人ホームの入居には要介護認定が必要だと前述しましたが、持病を持っている方で医療行為が必要な場合は、入居を検討している老人ホームの看護・医療体制をきちんと確認しておかなければいけません。
インシュリンや人工透析などの医療行為が必要な場合、適切な処置をしなければ命を落としてしまう可能性があります。
介護度が高くなれば、持病以外にも医療行為必要になってしまうケースもあるので、看護や医療の体制について確認しておくことは重要なポイントのなるのです。
■認知症の方の受け入れについても確認しておく
老人ホームによっては、認知症の方の受け入れを断られてしまう可能性があります。
軽い認知症であれば問題なく入居できますが、重度の認知症になると自傷や他傷、夜間の徘徊などトラブルになりかねない行動を起こしてしまうことが多くなってしまうからです。
そのため、入居前に認知症の方の受け入れに関しても確認をしておくと良いでしょう。
老人ホームを選ぶ時には、それぞれの老人ホームが定めている入居条件をしっかり確認することが大切です。
特に、病気を持っている方の場合は、医療体制が整っているかどうかも含めて確認する必要があります。
医療行為が必要な持病や認知症を患っている方は、入居を検討している老人ホームの体制などについて細かくリサーチしてみてください。