季節によって、介護食もかわるの？

老人ホームでは栄養第一にメニューを作っているところが多いので、家族の方は季節によって旬を味わえるメニューなのか気になる方も多いでしょう。
今回は老人ホームのメニューについて詳しくご紹介していきます。

■季節の献立

旬の食材には、旬の効能があると言われているため、季節によって旬の食材を使ったメニューがたくさん提供されています。
老人ホームによって季節の献立数が多いかどうかは異なりますが、ほとんどの老人ホームでは季節の食材を活かした料理が提供されています。
例えば、春には菜の花やアスパラガスを使った料理が多く、提供されます。
春野菜を柔らかく煮込んでおかゆやおじやの中に入れたり、野菜を細かく刻んでサラダやおかずの中に入れたりとアレンジすることが可能です。
夏は、暑さによって奪われやすいミネラルをふんだんに使った献立が多いです。
夏に採れるすいかはミネラルが豊富で夏バテ用にも効きます。
多くの老人ホームが夏にすいかを食べてもらうように、メニューに取り入れたり、おやつとして提供しています。
秋は、多くの食材が旬を迎えて、それに合った料理がたくさん提供されます。
特に、カボチャは煮込めば柔らかくなり、スープやプリンにすることもできるので、ほとんどの老人ホームがカボチャを使った料理を取り入れています。
冬は海水の温度が下がり、魚が美味しくなる季節です。
老人ホームのメニューでは毎日のようには出ないですが、旬を活かして作られた料理は多く提供されます。
中でもカレイやマグロは料理する人も扱いやすく、アレンジが効きやすいです。
老人ホームではこのように、季節によって様々な料理を食べることができます。

■季節のイベントメニュー

老人ホームでは入居者に楽しんでもらうために、様々なイベントを用意しているところがたくさんあります。
12月のクリスマスイベントではケーキを食べて盛り上がったり、10月終わりのハロウィンではカボチャ使った料理を提供するなど、入居者に満足してもらうために多くのイベントを用意しています。
季節に合った食材だけではなく、イベントで食べられているバレンタインデーのチョコレートは食べやすいチョコシフォンにしたり、8月29日の焼き肉の日であれば、焼き肉風の料理になっているところもあるようです。

老人ホームでは健康に良い食材だけではなく、入居者にも季節を楽しんでもらえるように工夫してメニューを考えたり、イベントを開催してくれます。
イベントは施設内だけでなく、外へ出向いて行くこともあるので入居者の楽しみは広がるでしょう。