入居で持ち込んではいけない物はある?
2024年02月12日
老人ホームへ入居する時に、持ち込んではいけない物があることを知っていますか?
私たちが普段の生活に使っている物でも、持ち込めない物があるのです。
今回は、老人ホームへ入居する時持ち込めない物にはどのようなものが挙げられるのか、ご紹介していきましょう。
■刃物や火が出る物は持ち込めない
老人ホームは、他の入居者との共同生活になり、介護スタッフも在籍しています。
そのため、刃物や火が出る物など他の人が怪我をしてしまう恐れがある物の持ち込みはできません。
有料老人ホームなど自立した入居者がいるケースもありますが、他の入居者が包丁などを刃物で危害を加えてしまう恐れもゼロではないので、居室への持ち込みも禁止している老人ホームがほとんどです。
しかし、居室にキッチンがついている老人ホームの場合は、自宅のように使えるので刃物を持ち込めます。
個室のキッチンではなく、共有のキッチンがある場合は、介護スタッフに声をかけて包丁などを使えるというケースもあります。
刃物だけではなく、ライターなど火が出る物も火災のリスクを高めるということで禁止している老人ホームが多くなっています。
介護スタッフが預かっておいて、必要な時に使用するというケースもあるので、全面禁止ではない老人ホームもあると言えるでしょう。
火が出る物の中には、線香やろうそくも当てはまります。
中には、仏壇を居室に持ち込みたいという入居者もいて、そのような入居者は線香やろうそくに火をつけたいと思います。
しかし、居室にはスプリンクラーや火災報知機があるので、電子ろうそくや電子線香の持ち込みが推奨されているのです。
■食べ物を持ち込めない老人ホームもある
老人ホームによっては、食べ物の持ち込みも禁止している場合があります。
なぜ食べ物の持ち込みが禁止なのかというと、賞味期限の管理ができなくなり、賞味期限切れの物を食べてしまったり、他の入居者に配って他の方も体調を崩したりするリスクがあるからです。
ただし、居室に冷蔵庫が完備されている老人ホームや冷蔵庫の持ち込みができる老人ホームの場合は、食べ物の持ち込みもできます。
そのような場合は、介護スタッフが定期的に冷蔵庫の中身を確認してくれるか聞いてみると、食べ物を持ち込む際の安心感が増すでしょう。
老人ホームは、終の棲家になる場所でもありますが、集団生活をする場でもあります。
そのため、それぞれの老人ホームの規定に沿った持ち物を持ち込み、トラブルに発展しないように気を付けなくてはなりません。