体験入居って何?どんなことするの?
2024年11月15日
老人ホームへの体験入居は多くの施設で実施されています。
見学だけでは分からない部分を、実際に知る機会として多くの人が利用するシステムです。
老人ホームの体験入居についてご紹介しましょう。
■老人ホームの体験入居とは
入居する老人ホームを決める際に、長く生活する場所として本当にふさわしいのかを見学だけで見極めるのは難しいものです。
説明や見学だけでは分からない部分を知る機会として設けられている体験入居を通して、最終的な判断を行うと良いでしょう。
老人ホームでの1日の流れや入居者の雰囲気、サービスの質や食事などが分かります。
体験入居で老人ホームという新しい環境に慣れておくことで、入居時の不安が軽減できるというメリットがあります。
本契約の前に老人ホームでの生活を体験することで、ミスマッチも回避できます。
■体験入居で受けられるサービス
・食事
いつも入居者が食べている同じ内容のメニューが提供されます。
・入浴
実際の入居者と同じように入浴します。
・生活支援
洗濯や居室の掃除などのサービスがあります。
・介護
排泄介助、入浴介助など必要な介護サービスが受けられます。
・リハビリ
機能訓練指導員によるリハビリを受けられます。
・レクリエーションなど
ほかの入居者と一緒に、季節のイベントやレクリエーションに参加できます。
■老人ホームの体験入居に必要な費用と日数
体験入居できる費用や日数は老人ホームによって違います。
1泊2日や1週間、長い老人ホームだと最長3ヶ月までOKという施設もあります。
老人ホームでの生活や雰囲気を知り、不安や疑問を解消するには、体験入居の日数はおおむね1週間程度が目安でしょう。
費用は1泊4,000円~1万5,000円程度となり、施設や要介護度によって異なります。
■体験入居時のチェックポイント
老人ホームの体験入居では以下のポイントをチェックしましょう。
・雰囲気
入居者とスタッフの信頼関係、入居者どうしの関係性をチェックします。
一緒に過ごす人がどんな人たちで、どんな雰囲気なのかを確認しましょう。
・サービスの質
実際のリハビリや介助を受けてみて、サービスの質を判断します。
・衛生面
食堂などの共有スペース、居室やトイレなどの衛生にスタッフがどのように対応しているかを確認します。
・セキュリティ
夜間の対応など、入居者の安全を守る体制をチェックします。
老人ホームを見学して気に入った場合、なるべく体験入居をして見学では分からない部分を確認することをおすすめします。
複数の老人ホームで体験入居をする際には、自分の希望条件に優先順位をつけておくとスムーズな意思決定ができます。
体験入居を通して、安心して楽しく暮らせる老人ホームかどうかを見極めましょう。