よくあるご質問

夜の見回り体制はどうなってる?夜のトイレは?

老人ホームでは夜間の見回りを行っています。
高齢者が共同生活をする老人ホームでは、夜間にトラブルが発生するケースがあるためです。
老人ホームにおける、夜の見回り体制と夜のトイレ対応についてご紹介しましょう。

■介護付有料老人ホームの場合

老人ホームの中で介護付有料老人ホームには、夜間でも介護スタッフが配置されています。
ケアプランによって、夜間に入居者の居室を訪れたりします。
また、おむつ交換やトイレへの誘導なども行います。
介護付有料老人ホームでは、各居室にナースコールが設置されており、夜間でもスタッフに連絡できるようになっています。

■夜の見回り頻度

夜の見回り頻度は老人ホームによって異なります。
1時間ごと、2時間ごとなど施設により夜間巡回の頻度が決められています。
夜間巡回の頻度は法令上では定められていません。
何時間ごとに巡回が行われるかは、老人ホームの重要事項説明書で確認できます。

■夜の見回りが必要な理由

老人ホームで夜の見回りが行われることには意味があります。
例えば、熟睡していた入居者が数時間後にはベッドから転落して骨折するというトラブルも考えられます。
老人ホームでは安眠のために夜間の照明が控えられる場合が多く、足元が見えにくいことで転倒してしまう心配もあります。
さらに、認知症の人の中には夜間に奇声を発して大騒ぎをしたり、老人ホームから出かけようとする人もいるでしょう。
様々な夜間のトラブルに備えて、老人ホームでは夜の見回りを行っているのです。

■老人ホームでの夜のトイレ事情

老人ホームの入居者には、様々な事情から夜のトイレ介助が必要な人もいます。
高齢者が夜間にトイレの回数が増えることには様々な原因が考えられます。
認知症が原因の場合もあれば、加齢によるものの場合もあります。
認知症の人では、時間の感覚や場所の感覚が曖昧になるケースがあり、昼と夜の区別がつかない見当識障害が考えられます。
さらに、トイレに行ったことを忘れて、不安が募り目覚めたら夜間でもトイレに行きたがることがあります。
加齢が原因の場合、眠りの浅さと排泄の機能低下が考えられるでしょう。
高齢者の中には、夜にトイレに起きたくないからと水分摂取を控える人もいます。
しかし、水分を控えることで血液の流れが悪くなり、脱水症状のリスクも高まってしまいます。
老人ホームでは、適切な水分補給と共に夜間のトイレサポートもしています。

様々な夜間のトラブルに備えて、老人ホームでは適切な頻度で夜間巡回を行っています。
また、家庭での介護で負担となりやすい夜のトイレについても、老人ホームのスタッフが対応します。
老人ホームへの入居を検討する際には、夜間の対応についても確認しておきましょう。

一日のスケジュールはどんな感じ?

老人ホームと言えば、高齢者が生活をのんびりと送っているイメージがありますが、実際の生活がどのようなものかご存知でしょうか?
自分達の生活と異なる点はあるのかなど、起きてから寝るまでのスケジュールを入所する前に知っておきたいところです。
今回は、老人ホームでの一日のスケジュールについてご紹介していきましょう。

■老人ホームでの一日の流れ

7時:起床・身支度
8時:朝食
9時:体操
9時半:入浴
12時:昼食
13時:昼寝
14時半:レクリエーション
18時:夕食
21時:就寝

老人ホームでは、上記のような一日の流れが一般的と言われています。
これは一例であるため、入居施設によってそれぞれ異なるスケジュールとなるので、あくまでも参考程度に把握しておきましょう。
例としては、特別養護老人ホームなどの施設では一日のうち大半を介護やリハビリに費やされることが挙げられます。
そのため、どのような特性を持った施設に入居するかによって一日のスケジュールは大きく変動してきてしまうのです。

■老人ホームで行われるレクリエーションとは?

老人ホームで行われているレクリエーションには、人との触れ合いや新しい趣味の発見、体のリハビリになるものなど、多くの効果が期待できます。
自宅介護では得られない体験ができるのです。
レクリエーションは、入居者に合わせたゲームを行ったり、楽しめる工夫がなされていたり、安全面にも考慮して行われています。
老人ホームでレクリエーションが行われる頻度については、その老人ホームによって異なってしまいます。
毎日何かしらのレクリエーションを行っている施設もあれば、週に2~3回、毎週○曜日と決めている施設もあります。
レクリエーションには参加は自由であることがほとんどとなっていますが、レクリエーション費がかかることもあるため、利用料金を確認する際にはレクリエーション費が含まれているか注意しておきましょう。

■レクリエーションの内容は?

レクリエーション内容は、入居者によって変えているケースがありますが、多くの老人ホームで行われている人気のレクリエーションがあります。
それは、カラオケ大会です。
カラオケには、ストレス解消効果や血圧を下げる効果が期待できます。
また、歌うことで顔や首の筋肉を鍛えられるため、嚥下機能の向上にもつながります。

老人ホームでの一日のスケジュールの一例と、レクリエーションについてご紹介しました。
老人ホームの特性やそのホームによっても一日のスケジュールが変動したり、レクリエーション内容・頻度も変動します。
自由時間が多い施設やレクリエーションが充実している施設など、好みに合わせた老人ホームを選ぶと良いでしょう。

入居時の自由は?

老人ホームでは生活リズムが決まっており、集団生活のため自由に生活できないのでは?と考える方もいるのではないでしょうか?
老人ホームに入ったら本当に自由はなくなってしまうのか、今回は老人ホーム入居時の自由度についてご紹介していきましょう。

■自分のペースで生活できる?

老人ホームに入居する際には、これまで住み慣れた自宅を離れて、他人と一緒に集団生活を送るという大きな環境の変化があります。
そのため、自分の生活リズムやペースが崩れてしまうのではないかと不安になってしまう方も多いです。
老人ホームでは、新しい生活に慣れてもらうために、スタッフが配慮して生活しやすい環境を作ってくれます。
集団生活で周囲と交流を深めるよりも、自分の生活リズムやペースで生活を送ることから始められるのです。
また、プライベートな時間を尊重してくれる老人ホームもあります。
老人ホームでの生活に慣れて楽しんでいる方には、積極的に手先を使う遊びや編み物などをしている方がいます。
ピアノを持ち込んで毎日弾く方もいます。
食事も他人と食事をするのが苦手であれば、食事の時間をずらしたり、居室で食事をとることが可能です。
老人ホームによっては対応してくれないところがあるので、入居前に確認しておくと良いでしょう。

■参加自由のレクリエーション

老人ホームでは、身体機能の維持・向上や老人ホームでの生活を楽しく過ごしてもらうことを目的として、様々なレクリエーションが企画されています。
毎回積極的にレクリエーションに参加するという方もいますし、興味のあるレクリエーションの際にだけ参加するという方もいます。
レクリエーションは参加が自由となっているため、他にしたいことがある時や興味のない時には参加しなくても良いのです。

■プライベートはどうなる?

集団生活をする老人ホームでは、プライベートを尊重できないのではと思われる方がいるかもしれません。
しかし、老人ホームでは意外とプライベートを尊重しています。
プライベート空間として自分の居室がしっかりとありますし、共有スペースも用意されています。
自分の時間を大切にしたい時には自身の居室で過ごしても良いでしょう。
共有スペースが充実している老人ホームでは、趣味の合う利用者同士でサークル活動をしていることがあります。
もし、趣味があればサークル活動に参加してみてください。

老人ホームでは、入居者に配慮した対応や参加自由のレクリエーション、プライベート空間があります。
食事や入浴時間は決まっているものの、その他の時間は自由に過ごせるでしょう。

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