老人ホームには、どのくらいまで入居可能?
2024年11月23日
高齢者を介護をしてくれる施設では、施設によって入居期間が異なっています。
入居予定日数を勘違いして施設に預けてしまう人もたくさんいるので、今回は老人ホームによって入居できる日数の違いについてご紹介していきましょう。
■生涯住み続けることができる施設
人生の最後まで介護施設を利用してもらいたいと考えている人は、特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホーム、グループホームの入居を検討してみましょう。
介護施設の一般的な入居可能な年齢は60歳か65歳以上がほとんどです。
しかし、40歳以上の特定疾病認定を受けている方は入居できる場合もあります。
入居理由は人によって変わってきますが、元気になってご自宅で過ごせるようになったら、老人ホームを退去することも可能です。
60歳くらいの年齢で入ってしまうと費用は高くなりますが、今後も介護が必要になる場合でも、ずっと同じ施設で慣れ親しんだ生活ができます。
しかし、グループホームでは入居者と問題を起こしたり、認知症の症状が悪化して、共同生活ができないと判断されてしまうと、退去を求められるので注意しましょう。
■元気であれば住み続けられる施設
介護が必要ではなく、集団生活を送りたいと考えている方は健康型有料老人ホームや養護老人ホーム、軽費老人ホームで施設生活を送ることができます。
元気で身の回りのことが自分でできることが条件になってくる、特別養護老人ホームに入居条件である要介護3~5までの介護度数がない方でも入居可能です。
特別養護老人ホームと違って終身時まで施設にいることができない確率は高いのですが、元気であればずっと施設にいることもできます。
健康型有料老人ホームは入居しやすいですが、介護が必要になった場合は退去しなくてはならないので注意してください。
■入居期間が決まっている施設
老人用の施設の中には終の棲家にできない施設も存在します。
介護老人保健施設である老健では、医療ケアやリハビリのための施設なのであらかじめ入居期間が決まっています。
原則3~6ヶ月で退去しなければならないので、施設の生活を楽しんでいても自宅に帰されてしまいます。
しかし、特別養護老人ホームのように多くの方が入居待ちをしているわけではないので入居しやすく、元気になってから自宅に帰って生活したいと考えている人は介護老人保健施設が入りやすくて良いでしょう。
施設によって長い期間入居できるか決まっているので、自分の希望に合った老後を送るためには施設選びが重要です。
家族や入居する本人が施設の条件を理解していなければ、途中で退去させられる場合が出てきてしまうので注意しましょう。